2012年3月16日金曜日

「地の文」の視点/文体(人称体の書き分けに関して)

このエントリでは、「『地の文』の視点/文体」をテーマに議論します。
テーマの切り口は、「人称体のかき分け」です。
以下は、テーマを提案してくれた、たにさんのコメントです。
テーマというか、小説を読んだり書いたりしていて最近思うのは、「地の文(セリフ以外)の視点」について。いくつかのパターンがある気がします。
①「わたしは~」と完全に一人称で書かれているもの。 主人公のものさしで状況説明されることが多く、主人公の知らない情報は書けない。 ライトノベルなどでよく見かけます。
②完全な三人称。全体を俯瞰した視点で書かれているもの。特定の人物に感情移入しない。 感情はセリフもしくは状況で(ため息をついたりして)描写する。 私は今までこれでテイル書いてました。
③三人称だけれど、登場人物の視点や解釈で書かれているもの。 セリフ以外の部分で、主人公に肩入れしているというか。 例えば商人が主人公だったら、商売事情のことについては詳しく説明されるのに、 戦いの場面では一歩引いて状況描写だけだったり。 主人公が不器用な少年だったら、女の子の気持ちについてはノータッチだったり。
最近読んで面白いなーと思ったお話は、この③が多いような気がします。でも、いざ書いてみるとなかなか難しく……。書き分け方を勉強したいんですが、テーマとしてどうでしょうか? 

地の文の文体に関しては、「一人称体」と「三人称体」があるとされますね。たにさんが「面白い」と感じたことが多い③は、その中間の文体ということになるでしょうか。

では、このテーマに関して、コメント欄に書き込みをお願いします。

(テーマや切り口に関しては、自由にとらえてください。厳密にやっていくよりは、ある程度話題がとっちらかっていくぐらいの方が良いかと思います)

第一回 堺ライター講座開催

速報です。

第一回堺ライター講座を開催します。


■内容:
初心者対象の基礎講座です。エッセイ、小説、紹介記事など、さまざまな文章執筆に必要な基盤となる技術をレクチャー。

今回は特別に、実際に使用したプロットを段階ごとに分析・公開し、具体的なプロット作成を紹介します。

■日時:4月1日(日) 14:00~17:00 めど
■場所:(株)ホウユウ 会議室

■アクセス:南海本線「七道駅」下車 南へ 徒歩7分


■受講料:800円(初回につき1000円からサービス/資料代込み)

予約



受講希望者は、このコメント欄に投稿するか、上記フェイスブックのコメント欄、sakaiwriter@hotmail.co.jpまでメールをお願いします。
先着10名まで

※詳細はこのエントリで順次発表していきます。ご注目ください。

2012年3月2日金曜日

課題図書(作品)/テーマ 募集

堺ライター講座では、講座で話題にしてほしい課題図書(作品)やテーマを募集します。

課題図書(作品)は、小説やエッセイ、漫画といった書籍だけでなく、映画・ドラマ(アニメーション/実写)といった映像作品でもかまいません。
特に規定はありませんが、参加者が入手しやすいものが望ましいでしょう。ネット上で手に入るものなら、URLなどを示してください。

テーマは、創作に関することであればなんであってもかまいません。個人的に疑問におもっていることや、悩んでいること、みなで話し合いたいことなど、幅広く募集いたします。
たとえば、前のエントリ(『もの食うひとびと』)で言うと、「小説とエッセイの違い」などが取り上げたきっかけとなったテーマでした。エントリ中ででてきた「主観カメラと客観カメラ」や「神視点」もテーマです。「アイディアのまとめ方」、「キャラの立て方」などもテーマになるかと思います。

課題図書(作品)/テーマなど思いつかれた方は、お気軽にコメント欄にお書きください。

採用されたものは、別エントリをたてて語り合っていきます。